仕組・構造

仕組

通常時と地震時マグニクレードルSは、標準ユニットあたり4組の交差型レール溝支承を使用しています。交差型レール溝支承とは、1個のスチールボールを2本のレールではさんだ、免震のかなめとなる機構のことです。地震時にはスチールボールが転がることで摩擦力を発生させ、地震の衝撃を緩和します。
また、地震後には積載物の自重などの力により、レールの中心へ自動的に復帰します。なお、交差型レール溝支承をはさむ上下のプレートには、レールをつなぐ独自のレールガイド方式を取りつけ、ねじれや浮きあがりをしっかりと防止しています。

構造

上プレート

積載物をのせるためのプレート。地震時には交差型レール溝支承の働きによってスライドする。

下プレート

床面に設置するためのプレート。床面を傷つけることなく、より効率的に設置できる。


交差型レール溝支承

免震のかなめとなる機構。スチールボールの転がりで摩擦力を発生させ、地震の衝撃を大幅に緩和する。

配線ガイド

上プレートがスライドしても配線が切断されないよう、配線ガイドおよび配線エリアを設けている。

連結棒

プレートユニットを連結するための機構。なお、連結は積載物や設置場所にあわせ左右に連結できる。

緩衝芯

交差型レール溝支承による上プレートのスライドを、一定の稼働範囲に調節する。